シラー・ペルビアナの育て方

@あん里ガーデン

2014年01月22日 19:46

最近質問が多く、
先日お電話でも問い合わせがあったので
シラー・ペルビアナ
の育て方です。


シラー・ペルビアナ
ユリ科ツルボ属
球根性多年草
沖縄での開花時期:2月~4月

太陽のよくあたる場所で育てます。
葉は四方に展開してあまり高さには伸びません。
濃い青紫色をした星形の小さな花を花穂の下のほうから順番に咲かせます。
最初葉の間くらいの位置で咲き始めますが、
花を咲かせながら花首が伸びていき30~50cmくらいの高さになります。
球根の状況によって2番花が咲くこともあります。

球根植物で6月以降は葉が枯れて休眠期に入ります。
休眠期は肥料を与える必要はありません。
掘り上げる必要はなく植えっぱなしで育てることができます。


ちなみに、あん里ガーデンでは台風のときでも路地に置きっぱなしですw

10月ぐらいから葉が生えてきてくるので、
十分に肥料を与えます。
それ以降は月に一回を目安に葉が枯れ始める頃まで定期的に肥料を与えます。

次年度以降は球根が増えていきますが、
子株が小さいうちは元がつながっていることもあるので、
子株も十分に大きくなってから分球します。


写真は鉢に植え替えて3年目の株です。


写真のように元がつながっている株は無理に分球しないように注意!

水やりは土表面が乾いたらたっぷり底から水が流れ出るくらいかけます。
休眠期はカラカラに乾燥しないように時々水やりします。
ご家庭なら他の草花の近くに置いてついでに水がかかるくらいでいいと思います。

よく花が咲かないという相談を受けますが、
考えられる問題は

①肥料不足…適宜肥料を与えて球根に力を蓄えさせる。

②水のやりすぎ…根が水腐れ等をおこしている可能性があります。

③日光不足…休眠期を終えて葉が生え出して来たらよく太陽のあたる場所で育てます。

④球根が十分に育っていない…小さいうちに株分けを行うと花が咲きにくいようです。
来年以降球根が育てば花が咲いてくれると思います。

といったところが原因だと思われます。
あん里ガーデンでは毎年十分に大きくなった株を10月後半ごろ分球をおこなっています。
分球した株は大体80%くらいは開花しています。

シラー・ペルビアナを育てる参考になれば嬉しいです♪

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